このデータを見たときにビックリしました。

引用:学研教育総合研究所
なんと小学生の4人に1人が、算数が大嫌いという答えだったんです。
算数が大好きなわたしにとっては、とっても悲しい結果でした。
でも、これってチャンスと思いませんか?
子どもが算数が得意になったら、他の子よりも1歩も2歩も中学受験に有利になるはずです。
この記事では、子どもの算数を好きにするための方法を紹介していきます。
ぜひ最後まで読んでいただき、子どもの中学受験を有利にしてあげましょう。
[ この記事を書いた人 ]
はと(理系脳を育てるブログ運営者)
PROFILE
ロボットプログラミング暦6年
理系脳を育てる魅力、おすすめ教材、教室などを紹介
長女が高専に合格
ふたりの子どもにロボットプログラミングを習わせています
算数が嫌いになるのはどうしてか?
算数が嫌いになるのは、以下の3つの理由が考えられます。
- 数の概念
- 計算力
- 読解力

「順番に解説しますね」
理由①:数の概念
数の概念を認知することは、一番大切になります。
これは、幼児期からでもできるので今すぐにでも始めてみてください。
例えば、
リンゴが3個あるのを見て、「リンゴが3つ」と答えれる
これって当たり前のような感じがしますが、特に小さな子どもにとっては大事な感覚なんです。
ここが理解できるようになると、長さや重さや量なども分かるようになってきます。
文章として理解するというよりは、感覚として分かるようになるというのが大切。
数の概念が大切、育て方の記事
理由②:計算力
計算力は問題を解く力だけでなく、スピードにも影響していきます。
これって、ただ単にたし算やひき算ができるとかのことではないんです。
例えば、
1+2+3+4+5+6+7+8+9=
という問題を解くときに
1+2=3、3+3=6、6+4=10・・・=45
1つずつ数字を足していっても答えは出てきますよね。
でも問題を見たときに、数の組み合わせを見て
1+9=10、2+8=10、3+7=10、4+6=10
10✖️4+5=45
と考えれるようになってきます。
これは「10」という数字を理解することで、計算を簡単にしていくことができるのです。
このような計算力を磨くことで計算のミスを減らすだけでなく、受験にもなってくるスピードも身に付いていきます。
理由③:読解力
読解力は算数のテストで点数を取るために、とても大切になってくる力です。
いくら計算ができても問題に書いてあることが理解できないと、違う答えが出てきたり問題に取り掛かることもできません。



「次女も苦戦しました」
例えば、
タロウくんは、50円のえんぴつを5本と70円の消しゴムを1つ買いました。
合わせていくらでしょう?
50✖️5=250 250+70=320 答え 320円
上のような問題だと簡単にできるんです。
でも、
タロウくんは、50円のえんぴつと70円の消しゴムを買いました。
合わせて320円でした。
タロウくんは、えんぴつと消しゴムをいくつ買ったでしょう?
こうなってくると、子どもによって理解度に差がでてきます。
算数のテストは、半分以上が文章問題になっていることが多いです。
また、点数の配点も大きくなっているでしょう。
読解力が身についているかどうかで、中学受験の結果も変わってきそうですよね。
算数を好きにする方法は?
では実際に算数を好きにする方法は、以下のとおりです。
好きにする方法①:ブロックで遊ぶ
積み木やブロックで遊ぶと、数の概念認知が身につきます。
大きさや長さの違うブロックを使ったり、見本と同じ形を作ることで自然と感覚が養われるでしょう。
小学生になったら『マインクラフト』などのサンドボックスゲームを利用するのも有効です。
ゲームということもあり、子どもの集中も良くなります。
遊びの中で算数を好きにすることもできるのです。
CUBORO(キュボロ)のことを知っていますか?
藤井聡太 棋士も子どもの頃遊んでいた、木製ブロックの玉転がしです。
溝や穴の空いた5cm角の木製ブロックを積み重ねていきます。
スタートからゴールまでビー玉が上手く転がるようにするのが、なかなか難しくて子どもも大人もハマりますよ。
好きにする方法②:そろばん
直接的に計算力を身に付けようとしたら、そろばんに通わせることも検討してみてください。
数の概念から四則算まで学びます。
続けていけば暗算もできるようになってくるので、計算スピードも上がっていくでしょう。
自分たちが子どもの頃のように近所のそろばん教室だけでなく、オンラインで学べる教室も増えてきました。
時間の都合や送り迎えが不要になるなど、保護者にとっても有利になるポイントがたくさんあります。
年中くらいから始める教室もあるので、中学受験を目指している子は早めに習い始めることもできますよ。
好きにする方法③:パズル
パズルで遊びながら、算数を好きになることもできます。
おすすめは、数独です。
9つのマス目に1から9までの数字を当てはめていくだけの簡単なパズル。
しかしブロックが増えたりヒントが少なくなるなど、難易度を上げていくこともできるのです。
スマートフォンのアプリや100円均一でも販売しているので、まずは簡単な問題から試してみてください。



「長女は数独にハマってました」
ジグソーパズルも空間認識能力や問題解決能力を養うことのできる遊びです。
集中力や忍耐力も自然と身に付くため、とてもおすすめですよ。
好きにする方法④:本を読む
読解力を身に付けるためには、絵本でもマンガでもいいので本を読むことが大切です。
小学生になったら、できたら絵本やマンガではない本も読めるようになるといいですよ。
物語を読みながら、人や風景などを想像することが効果的になってきます。
マンガが好きな子は、好きなマンガの小説から読み始めてみてみるのも効果的です。
キンドルのオーディブルで聴くことから試してみるのもおすすめ。
家事をしながら聴くこともできるので、家族みんなで有効活用することもできますよ。
好きにする方法⑤:料理をする
料理は、数字の塊です。
玉ねぎ1個やにんじん半分などから、水500mlなど算数の問題で出てきそうな数字がたくさんでてきます。
また料理のレシピに2人前の量が書いてあるときに、家族4人分を作ることも計算が必要です。
家の手伝いをしながらでも、自然と算数の勉強はできたりもします。
でも最初は危ないから、保護者の方と一緒に料理をしましょうね。
いつから算数に力入れる?


引用:学研教育総合研究所
上の表を見ると、男の子は高学年になるほど算数が嫌いになっていきます。
女の子は低学年から、ずっと苦手意識があるみたいですね。
ということは、小学校の中学年までには手を打つのが良さそうです。
とくに女の子は、苦手意識が付いてしまう就学前の方がおすすめ。
中学受験を目標にしている場合は、低学年までに算数大好きにしておくと対策が楽になりますよ。
算数が好きになる習い事は?
子どもを算数好きにさせたいなら、以下のような習い事がおすすめですよ。
習い事①:そろばん教室
すぐにでも計算力を身につけたいなら、そろばん教室がおすすめ。
ただ計算ができるようになるだけでなく、賢く計算をする力もつきます。
また暗算ができるようになるとカッコイイですよね。
年中から始めることができたり、オンライン教室で学ぶこともできます。
昔からある古典的な計算方法ですが、将来的にも役に立つ能力が身に付く習い事ですよ。
習い事②:『RISU算数』
『RISU算数』は、算数に特化した学習教材です。
ゲーム感覚で算数を学ぶことができるのが特徴。
無学年制の学習システムのため、自分のペースでどんどん進めていくこともできます。
また苦手な所をさかのぼって学び直すことも可能です。
1ステージごとに別れているため、進んでいる感覚が目に見えて子どものヤル気もアップします。
習い事③:『ブンブンどりむ』
文章問題に特化した『ブンブンどりむ』もおすすめ。
算数の文章問題が苦手な子どもは、文章を読み解くことが苦手です。
国語の読み取りだけでなく、算数の文章問題にも力を入れているのが特徴。
テキストタイプのため、実際のテストと同じような感覚で読み解く力が身に付くでしょう。
習い事④:ロボットプログラミング教室
積み木やブロック遊びの延長から、ロボットプログラミング教室もおすすめ。
テキストの見本通りにロボットを作るためには、ブロックの大きさや数や形の認知が必要です。
基本を学びながら、自分で動かしたい形にロボットを組み立てプログラミングをしていきます。
何度も失敗をすると思いますが、それが算数と同じように解決していくのに必要な能力となっていくでしょう。
理系脳もにょきにょき伸びていく、素敵な習い事ですよ。
習い事⑤:マインクラフト
マインクラフトはゲームとして遊ぶこともできますが、プログラミングを学ぶツールとしても優秀です。
サンドボックス型と呼ばれるタイプで、たくさんの種類のブロックを組み合わせて色々なことができるゲームになります。
指定されたデザインを組み立てたり、敵と戦ったりしていくのです。
その過程で、問題解決能力などが養われていきます。
もちろん、これから必要となっていくプログラミング技術も身に付いていくでしょう。
まとめ
ということで、小学生は算数が大嫌い!得意になれば差がつけれるんじゃない?について解説しました。
算数を嫌いになっても、高校・大学と試験には数学が入ってきます。
この記事を読んでいただいた方は、他の子と差をつけることができるチャンスとわかってくれたと思います。
算数への苦手意識は、幼児期の遊びからでも対策ができるのです。
習い事によっても算数への意識が変わってきます。
どの習い事もお試し期間が合ったりします。
いくつか試してみて、子どもと一緒に習い事を考えてみましょう。