いまの子どもたちが大人になる頃、AIやロボットが当たり前の世界。
「これから何を学べばいいの?」と不安になる親も少なくありません。
実は、プログラミングや英語よりもっと大切な力があります。それが 論理的思考力。
“考える力”がある子は、AIに振り回されず、自分の頭で決めて行動できる子に育ちます。
小学生から日常で無理なく伸ばせるトレーニング方法を、教育視点だけでなく親子の声も交えてわかりやすく紹介します!
[ この記事を書いた人 ]
はと(理系脳を育てるブログ運営者)
PROFILE
ロボットプログラミング暦6年
理系脳を育てる魅力、おすすめ教材、教室などを紹介
長女が高専に合格
ふたりの子どもにロボットプログラミングを習わせています
1|なぜ「AI時代」に論理的思考力が必要なの?
ChatGPT、ロボット自動化、スマホ学習…。
便利になった一方、“考えなくてもできること”が爆増しています。
でもAIは「指示」がないと動けません。
その指示をつくるのは、論理的に考える人間です。
✅ 文部科学省も「思考力」「自分で課題を見つける力」を重視する教育に大転換中
将来なくなる仕事の上位には
●単純作業
●答えが決まっている仕事
が並びます。
逆に伸びる仕事は
✅ 自分の考えで動く
✅ 問題を見つける
✅ 人と協力する
といった能力。
論理的思考力はすべての土台。
国語も算数も、社会でも、意見を言うにも必要なんです。
▼お母さんの声
「問題をとくときに“なんとなく”では通用しなくなってきた…」(小3母)
▼子どもの声
「わからないとすぐに手が止まっちゃう」(小2)
AI時代の生き抜く力は
家庭での習慣から育ちます。
2|論理的思考力ってどんな力?子どもが使うとどう変わる?
論理的思考力とは
➡️「理由を整理して、筋道を立てて考える力」
もっとシンプルにいうと
| 日常での例 | 論理的思考力があると |
|---|---|
| 言い訳が多い | 「なぜ遅れたのか」を説明できる |
| 勉強がわからない | つまずき箇所を自分で見つける |
| ケンカしやすい | 相手の立場を考えられる |
| 忘れ物が多い | 仕組み化できる |
✅ 子どもが使える「小さな論理」
● 原因 → 結果
● 比較 → 判断
● 仮説 → 検証
▼お母さんの声
「すぐ諦めるタイプだったけど、考える時間が伸びた!」(小1母)
論理力は
“頭がいい子だけの特別な能力”
ではありません。
毎日の生活の中で必ず伸びる力です。
3|小学生のうちに差がつく!家庭でできる論理思考トレ
① Why?(なぜ?)をセットで質問する
NG「宿題した?」「なんでやらないの!」
OK「いつやる?」「終わったら何が嬉しい?」
思考の整理が自然とできる。
② 3つに分けようゲーム
服を
・学校
・外遊び
・おしゃれ着
に分類するだけでも立派。
➡️ 分類力=思考の基本
③ 今日のベスト3を聞く
・今日一番楽しかったこと
・今日の失敗
・その理由
➡️ 感情×原因を言語化
④「手順」を説明してもらう
「みそ汁の作り方教えて!」
→ 料理しなくても頭を整理する訓練
▼子どもの声
「どうやったら早くできるか考えるの楽しい!」(小3)
遊び感覚でできるのがコツです。
4|成績だけじゃない!人生を支える8つのメリット
- 文章読解がラクになる(国語UP)
- 図形&文章題で強くなる(算数UP)
- 伝える力が上がる(コミュ力UP)
- 忘れ物・片付けが減る(自立)
- 感情のトラブルが減る(友達関係)
- 「なぜ?」と学びが深まる(探究心)
- やり切る力が育つ(粘り強さ)
- 将来の仕事選びが広がる
▼お母さんの声
「落ち着いて説明できるようになっただけで驚きです」(小4母)
5|【学年別】論理的思考力の育て方
✅ 幼児
・積み木やブロック
・「どっちが大きい?」「どうして?」の会話
・簡単な推理遊び(神経衰弱)
✅ 小1〜小2
・算数文章題の「図」を描く習慣
・「3つに分ける」ゲーム
・アプリでプログラミングデビュー(カンタンなもの)
例:Springin’、Viscuit
✅ 小3〜小4
・ディベート風ゲーム
「AとB、どっちが便利?」理由3つ
・自由研究で仮説→結果→考察
・読書感想文に「理由」を添える
✅ 小5〜小6:一番伸びやすい黄金期
・ロボットプログラミング
・はやりのAIツールで課題づくり
・社会問題×自分の意見
「なぜそう思うの?」を深堀る時期
▼子どもの声
「友達と話すのが楽になった!」(小5)
6|論理的思考力の伸ばし方:やりがちなNG子育て
| よくあるNG | なぜダメ? | 理想の声かけ |
|---|---|---|
| すぐ答えを言う | 思考の機会が奪われる | 「どう思う?」 |
| 全否定 | 意見を言わなくなる | 「そう考えたんだね」 |
| 完璧を求める | 失敗を避ける子になる | 「まずはやってみて」 |
| 感情で怒る | 思考停止 | 「困ったね、どうする?」 |
7|子どもの「やりたい!」を引き出す声かけ例
✅ 成功より「過程」をほめる
→ 「考えた過程がすごいね!」
✅ 選ばせる
→ 「どっちにする?理由は?」
✅ 家族会議
→ 「今日の家事、分担して決めよう!」
▼お母さんの声
「言い訳ばかりだったけど、自分から理由を話すように!」(小3母)
8|まとめ
AIが当たり前になる未来。
「言われたことだけする人」は機械に代替されていきます。
これから必要なのは、自分の頭で考え、判断し、行動できる力。
論理的思考力は、難しい教材より 毎日の会話と遊びで伸ばせます。
今日から「なぜ?」「どうして?」「どうやったら?」の質問で、子どもの未来が変わります。
まずは小さな一歩から、一緒に考える時間を増やしてみませんか?
