そろばんVS学校の算数!テストの点がアップする『両立』の秘訣と親の関わり方

「そろばんは計算が早くなるけど、学校のテストには役立たないって本当?」

習い事を始める際、必ず頭をよぎる疑問ですよね。
学校で習う「筆算」と、そろばんの「珠算」はやり方が違うので、「かえって混乱しないかな」と心配されるお母さんもいらっしゃいます。

しかしご安心ください。
そろばんで身につけた能力は、学校の算数において強力な武器になります。
大切なのは、「そろばん脳」と「学校算数脳」を上手に使い分けること

今日は、そろばんの力を最大限に生かしてテストの点をアップさせる秘訣と親御さんにしていただきたいサポートについてお話しします。

[ この記事を書いた人 ]

ゆずあん ゆずあん『そろばん理系脳』ブログ運営者)

PROFILE
そろばん歴20年
珠算:日本商工会議所珠算能力検定 1級合格
暗算:日本珠算連盟珠算能力検定 1級合格
そろばんの魅力、おすすめ教材、教室などを紹介
ふたりの子どもにもそろばんを習わせています
長女は高専に合格


目次

1. 筆算と珠算、ルールが違うからこそ「脳が伸びる」

① 「繰り上がり」の仕組みを視覚で理解できる

学校の筆算は「書きながら論理的に」進めますが、そろばんは「珠の動きで視覚的に」数を処理します。
一見違うやり方に見えますが、特に小学校低学年の算数でつまずきやすい「繰り上がり・繰り下がり」の仕組みを目で見て指で操作して理解できるのは、そろばんの大きなメリットです。
頭の中で数の「操作」を体験しているため、筆算の論理もスムーズに受け入れやすくなります。

② 異なる方法を学ぶことで「脳の柔軟性」が育つ

二つの異なる計算方法を使い分けるトレーニングは、脳に良い刺激を与えます。
「今日はそろばん式で」「今日は筆算で」と意識して使い分けることで、情報処理の切り替えが早くなり脳の柔軟性が高まります。
この柔軟性が高まると、算数以外の問題(例えば、文章読解やプログラミング的思考)にも、様々な角度からアプローチできるようになります。

③ 「計算」と「論理」の役割分担が明確になる

そろばんは、計算の「スピードと正確性」という土台を築きます。
一方、学校の算数は「なぜそうなるのか」という「論理的思考力」を育てます。
お子様は、そろばんで計算力がついた分、学校の授業では計算に時間をかけず問題の解き方や論理の部分に集中できるようになります。
それぞれの役割分担が明確になることで、算数全体の理解度が深まります。


2. 【直接効果】学校のテストで役立つ3つの能力

① 計算ミスを防ぐ「見直しの時間」が生まれる

学校のテストで点数を落とす最大の原因の一つが「計算ミス」です。
そろばんで計算スピードがアップすると、テストの時間を大幅に短縮できます。
短縮できた分、文章題の読解や、計算が合っているかの「見直し」に時間を使えるようになります。
この見直しの習慣があるかないかで、点数は大きく変わってきます。

② 苦手意識をなくす「数字への自信」

「自分は算数が苦手だ」という思い込みがあるとテストを受ける前から不安になり、実力を発揮できません。
そろばんで毎日成功体験を積み重ね、暗算がスラスラできるようになったお子様は数字に対して圧倒的な自信を持つようになります。
この心理的なゆとりがテスト中の緊張を和らげ、実力を発揮しやすくしてくれます。

③ 桁を正確に捉える「位取り」の感覚

そろばんは、珠の位置で数の位を厳密に把握します。
この訓練のおかげで、桁を間違えるというミスが非常に少なくなります。
小学校高学年で習う大きな数の計算や小数点の計算でも、位取りの感覚が体に染み込んでいるため、ミスなく正確に処理できるようになります。
これは筆算だけではなかなか身につきにくい感覚です。


3. 親子でできる!そろばん力をテストに生かす工夫

① 「今、どのやり方?」と問いかけて使い分けを意識させる

家庭学習で筆算をしている時、お子様が混乱している様子が見られたら「これは学校の算数のお勉強だね。そろばんは一旦お休みだよ」と声をかけて、意識的に学習モードを切り替えさせましょう。
「そろばんで答えを出した後、筆算で検算してみよう」など、両方の力を融合させるような声かけも効果的です。

② 問題文を「絵にする」イメージ力を活用させる

文章題を解く時は、そろばんで鍛えた「イメージ力(右脳)」を活用させましょう。
「この問題の状況を、頭の中で絵に描くとどうなるかな?」と問いかけてみてください。
文章を正確にイメージできる子は、算数の「問題の意図」を理解するのが早くなります。
計算力だけでなく、読解力にもそろばんの力が活かされていることを伝えてあげてください。

③ 制限時間を意識した「スピード練習」を取り入れる

学校のテストは時間との勝負です。
そろばんで培ったスピードをテストで生かすには、家での練習でも時間を意識することが大切です。
「このドリルを5分間で解いてみよう!」と、遊び感覚で制限時間を設けた練習を取り入れてみましょう。
時間内に終わらせる集中力がつくことで、テスト本番でも焦らずに取り組めるようになります。


4. そろばん教室が学校学習に配慮していること

① 先生に学校の進度を相談できる環境

そろばん教室では、保護者の方とのコミュニケーションを大切にしています。
「今、学校で割り算に入りました」「計算でつまづいています」など、学校の学習状況を遠慮なく先生に教えてください。
お子様の様子に合わせて、指導の中で「このやり方は学校で習った?」と確認したり、混乱を避けるための声かけを行うなど、きめ細かな配慮をしています。

② あえて「筆算」と比較して教える機会も設ける

「なぜそろばんではこうするのか、学校の筆算とはどこが違うのか」という疑問を先生との会話の中で解決できるようにしています。
両方のやり方を理解することで、お子様は「算数という教科全体」を深く理解するようになります。
「どっちのやり方が速いかな?」とゲーム感覚で比較させることで、学習を面白くする工夫もしています。

③ テスト前は「論理」を優先するアドバイス

検定試験前はそろばん練習に集中しますが、学校のテスト前は、「テストは筆算で解く練習を優先してね」と、目的を明確にしたアドバイスを行います。 そろばんは継続が大事ですが、学校の成績も同じくらい大事です。親御さんが迷わないよう、教室側からタイミングを助言することで、ご家庭での両立をスムーズにしています。


5. そろばんが算数と人生を応援する!

① 目に見える「点数の向上」が最大の自信になる

これまでお話ししたように、そろばんの訓練は、集中力、スピード、そして正確さという形で必ず学校の成績に反映されます。
点数が上がればお子様は算数が好きになり、大きな自信を得ることができます。
「頑張れば結果が出る」という成功体験が、その後の学習の土台を築きます。

② 算数が得意な子は、他の教科も伸びる

算数で論理的な思考力が養われると他の教科、特に理科や国語の文章読解力にも良い影響を与えます。
算数を得意にすることは、お子様の学習全体を底上げする、最高の近道です。
この機会に、ぜひそろばんで算数の得意分野を一緒に作ってあげましょう。

③ 無料体験で「そろばんの力」を体感しよう!

「本当に学校の算数と両立できるのかな?」という不安は、ぜひ教室でぶつけてください。
まずは無料体験で、お子様がそろばんに触れた時の目の輝きを見てみませんか?


最後に:そろばんは学校の算数に「勝つ」のではなく「味方」になる

そろばんと学校の算数は、互いに競い合うライバルではありません。
そろばんは、「正確な計算」という最強の土台で学校の算数を力強くサポートする「心強い味方」です。

筆算とそろばんのやり方が違うことに不安を感じる必要はありません。
両方を学ぶことで得られる脳の柔軟性こそが、お子様の将来の学びを豊かにしてくれます。

そろばん教室は、学校の学習状況にもしっかり配慮し、お子様の算数嫌いをなくすお手伝いをします。
成績アップの第一歩を、ぜひ無料体験で踏み出してみませんか?

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次