ーこんな人におすすめー
- 子どもの習い事を探している
- ロボットプログラミングが気になっている
- 良いことだけでなく、デメリットも知った上で決めたい
子どもの習い事に「ロボットプログラミング」を考えているなら、まず知っておいてほしいことがあります。
わが家は長女・次女の2人をロボット・プログラミング教室に通わせてきました。楽しそうに通う姿に「習わせてよかった」と思う一方で、「思っていたのと違った」という点も正直ありました。
この記事では、実際に通わせて感じたメリット・デメリットを、良いことも悪いことも包まずにお伝えします。習い事選びの参考にどうぞ。
先に結論
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 自分で考える習慣がつく 物事を把握して組み立てる力が育つ 集中して取り組む経験ができる 「できた!」が自信につながる 好きなことが見つかるきっかけになる | 身につくまで時間がかかる(短期間では効果を感じにくい) 月謝+教材費で費用が高くなりやすい 人気教室でも料金が公開されていない場合がある 学校の授業が簡単に感じてしまう時期がある 受験勉強とは直結しない 画面やブロックに向かう時間が長くなる |
先にお伝えしたい注意点
- 「考える力がつく」といった効果は、教室の宣伝文句ではなく、わが家の子どもたちを見て感じた実感です。ロボットプログラミングの効果そのものは、科学的に証明されているとは言いがたい、というのが正直なところです。
- 料金は教室・コース・地域で大きく変わります。この記事の金額は2026年10月に確認した時点のもので、公式サイトに料金を載せていない教室もあります。最終的には必ず公式情報と体験時の説明で確認してください
デメリット
デメリット① 身につくまで時間がかかる
ロボットプログラミングは、短期間でやめてしまうと「なんとなく遊んで終わった」になりやすい習い事です。
組み立てだけでなく、
- ルールや手順を覚える
- 細かいパーツを器用に扱う
- 思った通りに動くよう計算して調整する
といったことを、くり返し練習して身につけていくからです。スポーツに少し似ています。
始める前に、体験などを利用して「少なくとも半年は続けられそうか」を親子で話し合っておくのがおすすめです。
デメリット② 月謝・教材費・検定代がかかる
他の習い事と比べて、費用は高めの傾向があります。
月謝の相場は月1万円前後から、少人数制の教室では月2〜3万円台になることもあります。さらに教室によっては、
- 入会金(1万円台が多い)
- ロボットキットの購入費(数万円かかる場合も)
- 検定代・発表会などの参加費
が別にかかります。「月謝だけ見て決めたら、初期費用にびっくりした」というのは、よくある失敗です。費用は必ず総額で見るようにしましょう(後半に3教室の比較表があります)。
デメリット③ 学校の授業が退屈に感じる時期がある
長女は5歳頃からロボット教室に通い始めたこともあり、小学校1〜2年生の頃、算数の時間を「簡単すぎて退屈」と感じる時期がありました。
先に進んでいる子には、学校のペースがゆっくり感じられることがあるようです。
ただ、3年生以降になると図形など教室では扱わない内容も増えてきて、退屈だとは言わなくなりました。一時的なこととして見守るのがいいと思います。
デメリット④ 受験勉強とは直結しない
受験科目に「ロボットプログラミング」はありません。受験対策として習い事を探している場合、この点は最初に押さえておいてください。
とはいえ、わが家では間接的な良さを感じました。
- 問題文を把握するスピードが上がった
- 間違いに気づいて見直す習慣がついた
- 集中して考えることに慣れた
長女はその後、自分で選んで高専に進学しました。「受験に直結しない習い事」が、結果として進路のきっかけになることもあります。
デメリット⑤ ブロックや画面に向かう時間が長くなる
教室でも自宅でも、ブロック・タブレット・パソコンを使う時間が自然と長くなります。
夢中になると時間を忘れてしまう子も多いので、「1時間やったら15分休む」など、親子でルールを決めておくと安心です。
ゆず「集中してると時間をわすれちゃう」
メリット
メリット① 自分で考える力がつく
実際に通わせて一番感じたのは、これです。
ロボットプログラミングは「うまくいかない」が当たり前の習い事。何度も考えて、試して、答えにたどり着くことをくり返します。



「はじめはわからなくても、何度もやってるとできるようになるよ」
「できた!」のときの子どもの顔を見るたびに、習わせてよかったと思います。この「自分で考える」習慣は、学校の勉強だけでなく、生活の中でも役に立っています。
メリット② 把握する力がしっかりする
動かしたい物を、どの場所で、どのタイミングで動かすか。頭の中で想像して、順序立てて組み立てる必要があります。
ただ見て覚えるのではなく、自分でコントロールする経験の積み重ねです。わが家では、ものごとの段取りを考えるのが上手になったと感じています。
メリット③ 集中力がつく
「時間内に課題を終わらせる」「大会に向けて仕上げる」といった場面では、グッと集中して取り組む経験ができます。
クイズ形式の課題も多いので、低学年の子でも無理なく始められます。
メリット④ 「脳トレになる」と言われるけれど
ロボットプログラミングには、集中力・計算・記憶といった要素が含まれているため、「脳トレになる」「地頭が良くなる」といった言い方をされることがあります。
ただ、正直にお伝えすると、こうした効果が科学的に証明されているとは言いがたいようです。効果に関する研究自体が、まだほとんどない分野でもあります。
宣伝文句をそのまま信じるのではなく、「本人が夢中になれているか」「考える経験が増えているか」を、親の目で見て判断するのが大切だと思います。
メリット⑤ 自信がつく
作ったロボットが思い通りに動いた瞬間の達成感は、他の習い事ではなかなか味わえません。
「私は作るのが得意!」という自信がつけば、その後の学びにも前向きになれます。得意なことがひとつある、というだけでも大きな財産です。
向いている子・向いていない子
わが家の経験から、向き・不向きをまとめるとこのようになります。
向いている子
- ブロック遊びや工作が好き
- ゲームや機械に興味がある
- ひとつのことに没頭するタイプ
- うまくいかなくても、もう一度試せる
向いていないかもしれない子
- 体を動かすほうが好きで、座って取り組むのが苦手
- 短期間で結果(検定や賞)を求めたい
- 本人がまったく興味を示さない
向いていないかも、と思っても、無料体験で本人の反応を見てから判断するのが確実です。意外なハマり方をする子も多いですよ。
おすすめのロボットプログラミング教室3選
わが家に縁のあった、実績のある3教室を紹介します。料金は2026年10月確認時点のものです。
① LITALICOワンダー(少人数制・オンラインが手厚い)
長女・次女ともにお世話になった教室です。先生1人に対して子どもは最大でも数人の少人数制で、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの授業をしてくれます。教室は首都圏のみですが、オンラインなら全国から受講できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 年長〜高校生 |
| 入会金 | 16,500円 |
| 授業料(ロボットクリエイトコース) | 教室:1回7,425円(90分)/オンライン:1回5,500円(60分)※月4回〜 |
| ロボット代 | クリエイトコースは貸出のため購入不要(上級のテクニカルコースはキット購入が必要) |
| 体験 | 無料体験あり(教室・オンライン) |
② ヒューマンアカデミーロボット教室(教室数No.1クラス・通いやすさ)
全国2,000教室以上(2025年3月時点の公式発表)で、近くに教室が見つかりやすいのが最大の魅力です。月2回・1回90分で、同じキットを組み替えて使う方式のため、毎月キットを買い足す必要はありません。
注意したいのは、公式サイトでは料金が公開されていないことです。体験のときに、入会金・月謝・キット代の総額を必ず確認しましょう。一般的な目安として、入会金11,000円前後、月謝10,340円前後、キット代33,000円前後と紹介されることが多い教室です(教室・コースで異なります)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 満5歳〜小学生(中学生以上のコースもあり) |
| 授業 | 月2回・1回90分 |
| 料金 | 公式サイトでは非公開(体験時に説明) |
| 教室数 | 2,000教室以上(2025年3月時点・公式発表) |
| 体験 | 無料体験あり |
③ クレファス(本格派・大会を目指せる)
次女がオンライン e-クレファスで通っている教室です。レゴを使った本格的なロボット製作と、理数系の学び・プレゼンテーションに力を入れていて、世界大会に出場するチームも輩出しています。
料金は教室ごとに異なります。入会金は16,500〜22,000円、月謝は1万円台〜2万円台と幅があり、別途レゴキットの購入費(数万円〜)がかかる点は先に知っておいてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 年長〜高校生(Kicks:年長〜小2/Crefus:小3〜) |
| 授業 | 週1回(Kicks 60分/Crefus 80分)、オンライン(e-クレファス)もあり |
| 料金 | 教室ごとに異なる(体験時に確認を) |
| 特徴 | ロボット検定・大会への挑戦、プレゼン指導 |
| 体験 | 無料体験あり |
3教室の比較表
| LITALICOワンダー | ヒューマンアカデミー | クレファス | |
|---|---|---|---|
| 入会金 | 16,500円 | 公式非公開(目安11,000円前後) | 16,500〜22,000円(教室による) |
| 月あたりの授業料 | 22,000円〜(オンライン月4回) | 公式非公開(目安10,340円前後) | 1万円台〜(教室による) |
| 頻度・時間 | 月4回〜/60〜90分 | 月2回/90分 | 週1回/60〜80分 |
| キット代 | 初級は貸出/上級は購入 | 33,000円前後(目安) | 数万円〜(購入) |
| 形式 | 教室(首都圏)・オンライン | 教室(全国2,000以上) | 教室・オンライン |
| こんな子に | 少人数で丁寧に習いたい | 近くの教室に通いたい | 大会・検定に挑戦したい |
※料金は2026年10月に公開情報をもとに確認した目安です。最新情報は各教室の公式サイト・体験時にご確認ください。
費用の考え方については、こちらの記事も参考にどうぞ。
通わせている人の口コミ・評判
SNSなどの声を見ていると、大きく3つの意見に分かれます。
「必ずしもプロに教われるとは限らない」
講師は教室の卒業生や理工系の学生が務めるケースもあります。ただ、学生の講師は子どもと目線が近く、相性が合えば楽しい時間になります。体験のときに、どんな先生が担当するか確認しておくのがおすすめです。
「意味を見出せるかは、その人次第」
結局はここに行き着くと思います。意味がない習い事なんてない、とまでは言いませんが、本人が楽しみながら続けられることが一番の「意味」だと、通わせてみて感じています。
「得意なことは自信につながる」
「意味がない」と周りに言われても、本人が楽しそうにやっている姿を見ると、習わせてよかったと思えます。できることがひとつ増えるだけで、子どもの自信は大きく変わります。
よくある質問
Q. ロボットプログラミングは独学で学べますか?
A. 簡単な製作やプログラミングなら、家庭でも始められます。ただ、高度な内容や「集中して取り組む場」を考えると、親だけでは限界もあります。教室には、先生や仲間から学ぶ「社会性」の面もあります。迷ったら、まず無料体験で教室の雰囲気を見るのがおすすめです。
Q. 発達障害のある子でも学べますか?
A. 教室によっては受け入れていて、丁寧に指導してくれます。この記事の3教室では、LITALICOワンダーが発達特性への配慮を公式に打ち出しています。わが家でも発達障害のある甥が楽しく受講できています。どの教室でも、事前に相談しておくとサポートしてもらいやすくなります。
Q. おすすめのロボット教材はありますか?
A. 教室でよく使われるのは、レゴ、アーテックロボ、ヒューマンアカデミーのオリジナルロボット、KOOV(クーブ)などです。教材によって学び方や費用が変わるので、教室選びの前に教材もチェックしてみてください。
Q. 教室とオンライン、どっちがいいですか?
A. 近くに教室があれば、先生が横で教えてくれる対面が分かりやすいです。一方オンラインは、送り迎えがなく時間が選べるのが魅力。わが家も、はじめは教室に通い、慣れた頃にオンラインへ切り替えました。両方に対応している教室も多いので、生活スタイルに合わせて選んでください。
Q. やめどきはいつですか?
A. 目標の検定に合格したとき、進学などで忙しくなったときが、よくある区切りです。わが家では長女が中3の受験期に一度区切りをつけました(その後、高専でプログラミングの授業を楽しんでいます)。次女はクレファスをオンラインで継続中です。「やめる=失敗」ではなく、本人の節目に合わせるのがいいと思います。
まとめ:デメリットを知った上で、本人の「好き」で決めよう
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 自分で考える力がつく | 身につくまで時間がかかる |
| 把握する力がしっかりする | 月謝・教材費がかかる |
| 集中力がつく | 料金が公開されていない教室もある |
| 自信がつく | 学校の授業が退屈に感じる時期がある |
| 好きなことが見つかる | 受験勉強とは直結しない/画面時間が長くなる |
ロボットプログラミングは、安くもなければ、すぐに結果が出る習い事でもありません。
それでも、夢中になって試行錯誤する子どもの姿には、それだけの価値があると感じています。
まずは無料体験で、本人の目の輝きを見てみてください。合う・合わないは、体験すればだいたい分かります。
理系の習い事の選び方は、こちらも参考にどうぞ。





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